２０１５年２月１６日　大阪府泉南市　４６歳　男性

金属アレルギーによるメタルフリー治療について

こんにちは。初めてメールさせていただきます。
当方、金属アレルギーによる皮膚疾患発症のため、大学病院に入院し、歯科金属の除
去を行いました。
また、前歯については根が侵食しており、また歯根のう胞もあった為、抜歯を行いました。

当方の歯の状態ですが、左上１番　欠損、右下６番欠損　右下４番・５番・７番　ブリッジ除去（６番欠損のため、４〜７番でメタルボンドのブリッジをつけていました）　という状態です。
パラジウムのインレーについては、保険適用のレジン充填して処理済です。

今回、皮膚の症状も落ち着いてきたため、仮葉状態の前歯と奥歯ブリッジをメタルフリーで行いたいと考えています。

色々と自分なりに調べた結果、処置は次のようにしていただければと考えています。
見積もり費用及び、ほかに良い方法があれば、貴殿のお考えをお教えください。

１、前歯について
前歯については、この場合ブリッジを作成することになるのが妥当な線であると考えますが、健康な両サイドの歯を削ることは、過去の経験から、これ以上行いたくありません。
かと言って、インプラントは金属アレルギーでもあることから、考えていません。
そこで、部分入れ歯のスマイルデンチャーを入れてみようかと考えています。メリット・デメリット等あればお教えください。また、おおよその見積額もお教え願います。

２、奥歯のブリッジについて　
元のとおりメタルフリーでブリッジを作成するとなると、　　
�@全てジルコニア　or
�A中側ジルコニア・外側がセラミック(陶器)
によるブリッジを作成する方法となるかと思います。
ジルコニアについては、硬さゆえかみ合わせの歯を傷めてしまうという話もあり、
金額の面でも二の足を踏んでしまう部分もあります。
そこで、４番及び５番を、保険適用のハイブリッドCAD/CAM冠とする。７番についても自費でハイブリッドCAD/CAM冠とする。
その上で、６番については先ほどのスマイルデンチャー若しくはホワイトクラスプとする。
当面、このような処置で様子を見たと思っております。（ジルコニアの安全性が成熟した段階で、ジルコニアにしても良いかなと思っています）
ご意見及び見積もり金額をお教え願います。

以上、長々と書きましたが、ほかにもメタルフリーで先生のご提案がありましたらお教えください。
よろしくお願い致します。

１，２の貴方のご質問にそれぞれお答えしていきます
１、前歯について
歯を削りたくないという貴方のお考えも良くわかります、
金属アレルギーという観点から私もインプラントはお勧めいたしません。
そうなりますとエステショットなどのノンクラスプ系の部分入れ歯になると思います。
デメリットなどは特にありませんが、欠損している場所が一番目立つ正面ですから、
ご自身の歯と、入れ歯の歯の質感、色合いなどを完璧に合わせずらい。
また、ブリッジに比べると取り扱いが少々面倒。ということぐらいでしょうか。

　２、奥歯のブリッジについて　
前の４，５のみ保険で、後ろを自費にして、ノンクラスプで、
というより、４は保険にして、５，６，７のジルコニアのブリッジにする方がベターと思いますが・・・。
私は２，０００ケース以上ジルコニアを行っていますが、ジルコニアは十分強度もあり。
安全性に問題は無いと思います、また６のみの欠損ですと、５，７の支台で可能でしょう。

　　以上私見ですがご参考になれば幸いです