こんにちは上領歯科医院の上領哲也です。
　最近は医科においても手術の承諾書がかなりうるさいようですね。それは何かあった時のために責任の所在を明確にするためでしょうけど、「手術をすればこれこれこう言う危険性がありますが、それでも納得していただけますね」という具合で、医者の責任逃れみたいに見えますし。なんだかな〜、という気がしますね。
　貴方が行かれた病院の先生の言い分もこれと似ていますね。でも確かに深く埋もれている親知らずは、神経や血管に近いか、接していることがあり、そのような歯を抜歯すると神経を傷つけたり、血管を傷つける可能性があります。でも抜歯するしか手はありませんのでやはり危険（？）を冒してでも抜歯するしかないでしょうね。となると術者側としては承諾書のようなものがどうしても必要です。
　これは病院だけではなく、口腔外科出身の開業医の先生でも実施されておられるようです。また病院の口腔外科は基本的に初診で抜歯をすることのほうが少ないようです。また病院では紹介された先生と違う先生が手術する、ということも珍しいことではありませんが、一度かかりつけの先生にそのあたりのことをご相談してみてください。