こんにちは上領歯科医院の上領哲也です。
　メール拝見しました。ありがとうございます。
　おそらく貴方がおっしゃるようにドライソッケットでしょう、ドライソケットはいかに熟練した術者が処置したとしても、数％ぐらいの頻度で出現する、と言われています。
　一般的に上の歯より、下の歯に、前歯よりも臼歯に、単純な抜歯より、難抜歯に、炎症を起こしていない歯より起こしている歯に、有為に出現する傾向にあるようです。
　また理由としては、抜歯後の穴（抜歯窩：ばっしか）の骨面が感染を起こし、表在性の骨壊死を伴う顎の骨（歯槽骨）炎と考えらています。
　原因は不明で、抜歯時に用いた局所麻酔薬に含まれる血管収縮液の作用や、過度のうがいにより抜歯窩内のカサブタ（血餅：けっぺい）がはがれてしまう。
　などが理由ではないかと考えられています。
　貴方の場合はドライマウスとのことですが、唾液というのは殺菌や洗浄作用があるため、ドライソケットが出現しやすい可能性は高いかもしれませんね。
　いずれにしましても抜歯窩に食べかすなどが入らないよう注意して、やはり痛い旨を先生にお伝えになり、善後策の相談をされてはいかがでしょうか。